院外活動のご報告/ガチョウの改善事例
こんにちは!
阪神岩屋駅から徒歩1分!神戸市灘区のいわや鍼灸整骨院です。
今回は院外での活動についてご報告をいたします。
この度、当院の院長である沖田がご縁をいただき、神戸市立王子動物園の動物さんの健康サポートを実施いたしました!
対象の動物さんは2009年生まれ、今年で15歳のオスのシナガチョウ『がっちゃん』です。
人口育雛で育ったがっちゃんは人間大好きでサービス精神も旺盛!ふれあい広場のアイドルがちょうさんです。
そんながっちゃんですが、2021年頃から歩き方に異常が見られるようになったものの、レントゲンや血液検査では原因が分からず…
ついには歩行・起立が困難な状況になってしまったそうです。
飼育員の方々の創意工夫により、筋力強化のためのハンモックや歩行器でのリハビリ、オリジナルの足サポーターなどが功を奏し一時的に症状は改善。
自力で起立ができるまでに回復したのですが、再び歩行動作の異常が現れ、起立が困難な状態に陥った、というタイミングで沖田にお声がかかりました。
同園を訪問し、獣医師の方々の管理のもと、がっちゃんの動作パターン・関節の可動性・筋肉や神経の状態等を確認しました。その結果をふまえて、機能回復のためのがっちゃん専用のマッサージとリハビリの方法をアドバイスさせていただきました。
その後も定期的に園を訪問し、がっちゃんの状態把握とマッサージ・リハビリ方法のブラッシュアップを実施しています。
飼育員の皆さまによる毎日の献身的なマッサージとリハビリにより、現在は起立と自力歩行が可能な状態にまで回復されています。
また今回の徒手療法による改善事例が、動物園・水族館の飼育員さん達が一堂に会する研究会で発表されたという嬉しいご報告もいただいております。
今回、人間以外の動物の施術に携わるという貴重な機会をいただいたこと、また外部からの手法を取り入れる事にご理解を賜りましたことを、神戸市立王子動物園の関係者皆さまに深く感謝申し上げます。
※今回のサポート活動については、獣医師の先生方の管理のもとボランティアで行っております。通常は、動物に対する施術は実施しておりません。